畳のお手入れ
畳の正しいお手入れ方法
畳を末長く
気持ち良く
お使い頂く為に
其の一
掃除機でのこまめなお掃除をお願いします。
埃や食べかす等は、ダニやカビなどの発生原因となります。
其の二
掃除機は、畳の目にそってやさしくかけてください。
目の中の埃がよく取れ、畳も傷めません。
其の三
普段のお掃除は掃除機を丁寧にかけていただければ十分です。
拭き掃除をされる場合は、乾拭きか、お湯で固く絞った雑巾で行い、余分な水分は吸収させないようにしましょう。
其の四
畳は呼吸しています。畳の上にカーペットや上敷きなどを敷くと呼吸を妨げ湿気をこもらせるのでカビの原因となります。また畳表が傷みますし、掃除がしにくいためダニの巣になってしまいますので畳の上には敷物をしかないようにしましょう。
其の五
畳は湿気を吸収してくれる働きがあります。
そのため梅雨時に限らず、湿度の高い日が続いた場合はカビが生えやすくなります。
換気と適度なお掃除を心掛けてください。
其の六
ピアノや机のような脚のある重い物を畳の上に置くと畳が傷みます。
板の上に乗せるなどして直接置かないようにしましょう。
ご注意
次に上げることはダニやカビの発生原因となりますのでお気をつけください。
-
窓を閉め切った状態が多い。
-
加湿器の過剰使用をする。
-
洗濯物を室内に干す。
-
家具類を壁際に密着させる。
次のことは畳表にシミを作ることがあります。
-
ジュース・ビール・日本酒・お茶等をこぼす、また仏壇のお花の水など花器の水も同様です。
-
冷えた缶・ビン・ペットボトルを直接置く。
-
濡れたタオル・汗で濡れた衣類をしばらく放置する。
-
こぼれた水等をしばらく放置する。
以上のことは畳表が変質し、シミを作る原因となります。
ジュース・ビール・お酒・お茶等はその色素や含まれている酵素などがシミをつくります。
出来るだけ早めにふき取り、ビールやお酒、お茶など酵素が含まれるものはドライヤーなどで少し熱を当てて頂くと酵素が死滅してシミを防ぐことが出来ます。
畳にカビが生えてしまったら
まず、乾燥させることが大事です。窓を開けて換気、もしくは除湿機やエアコンのドライ機能などでお部屋の除湿をします。乾いてから掃除機でカビを吸い取り、消毒用アルコールを染み込ませた布で畳を拭いてください。その後もよく乾燥させましょう。
・カビについての詳細はこちらから
ダニが発生した場合
掃除機でゆっくり丁寧に数回吸い取り、お部屋の風通しをよくしましょう。ダニは夜行性なので、一時間程度部屋を暗くしておいてから掃除機をかけると効果的です。その後も、お部屋の換気、こまめなお掃除を心掛けてください。
・ダニについての詳細はこちらから
畳表に家具等のへこんだ跡がついた場合
へこんだ所に適度に霧吹きをし、濡れタオルを当て、アイロンをかけると元にもどります。その後は乾拭きをし、水分を残さないようにしましょう。
畳に焼け焦げを作ってしまったら
タバコなどでうっかり焼け焦げを作ってしまったら、畳店にご相談ください。ヘリ際でなく、親指大くらいまでなら、その部分のい草を抜き取り目立たなくすることが可能です。